薬指と小指の間から斜めの短かい線が現れている

　図を見てください。薬指と小指の間から斜めの短かい線（AB）が現れているでしょう？ABの線は濃くくっきりしているのが特徴です。これは線が環にはなっていないために、金星環ではないという説もありますが、金星環の一種と考えて差し支えないと思います。ABの長さは人によって多少違いますので、図より少し短くても長くてもくっきり刻まれていれば、このタイプですよ。いつものように後天的な運勢を表す右手を中心に観察しましょう。でも、右手に金星環がなかったら、先天的な運勢を表す左手も観てくださいね。実は、金星環はその人が生まれつき持つ性的欲望を表すとも言えますから、左手に現れていることも多いのです。

　図のような金星環を持つ人は、お酒や女性（男性）に溺れやすいタイプと言われます。特に男性の場合はそうした性癖がはっきり現れるのです。なかでも、図のように太陽線（薬指の下の縦線）をABが横切っていると、お酒や異性のために身を持ち崩す恐れがあります。この場合、太陽線の様相は人それぞれですので、あまりこだわらないでくださいね。

　ところでもし、このような金星環が現れていたら、本人がしっかり自覚して自制しないとダメですね。そのまま流されるように生活していると、自分で運をこわすことになってしまうのです。でも、手相に現れる凶相は天からの警告。本人がそうならないように気をつけて生活すれば、ひどい状況にならずにすみますよ。