金星環の概要

　「金星環（きんせいかん）」という名称を聞いたことがありますか？これは「金星帯」とも呼ばれる線で、英語名は「Girdle of Venus」 です。とてもロマンティックな名前でしょう？実はこの金星環、「好色線」などとも言う手相家がいるくらいに、その人の性欲と深い関係がある線なのですよね。まず、金星環はどの部分に現れるかを説明しましょう。

　図を見てください。人差し指と中指の間から始まり、薬指と小指の間に向かって半円形に現れている線があります。これが金星環です。金星環はごく細い線で、図のように切れ切れになっているのが一般的です。でも、線に切れ目がなかったり、何重にもなっている金星環など、いろいろな形があります。

　金星環は性的な欲望に関係する線で、手のひらに現れている人といない人がいます。でも、金星環がある人は、好色で良くないというものではないのですよね。あるほうがかえってセクシーな魅力があって素敵だという場合もありますよ。ただし、変態的な性欲を意味する金星環もありますから、反面、ちょっと恐い線でもあるのです。

　また、指が短く、全体的にずんぐりした感じの手のひらに金星環が現れている場合は、セックスに対する欲望がきわめて強いタイプ。異性の気持ちなどおかまいなしに、まるで獣のように、むさぼるようにセックスを求めると言われています。逆にほっそり、あるいは骨張った感じの長い指で、金星環がある場合は、たいへん感受性が鋭い人です。したがって、セックスにも感じやすい敏感な感性を持っていると言えるのですよね。女性なら、昼間は聖女で、夜は娼婦のごとく…といった感じです。