下向きにカーブして感情線に届く結婚線

　すごい下降カーブを描いている結婚線について、後天的な運勢が表れやすい右手を中心に観察してください。何本か結婚線がある場合は、その1本1本のカーブのぐあいを観ていきましょう。

　この結婚線は図のように末端が下向きにカーブして、感情線にまで届いています。結婚線の末端が感情線を数ミリ突き出てしまっている場合もこのパターンの結婚線です。何本かある結婚線の中の1本でもこのような線があれば、愛情運が良いとは言えないのです。残酷なことを言うようですが、手相術では、恋人や夫（妻）が早くに他界する恐れがあると言われています。あるいは、相手が長いこと病床に着くという説もあります。

　でも、どうかご自分の結婚線がこのようなタイプでもあまり悲観しないでくださいね。手相はあくまでも統計です。必ず死別するということではく、他のタイプの結婚線よりはその傾向があると考えてくださいね。恋人や夫（妻）の健康管理を第一に考えてあげたり、思いやりをもって尽くせば、運気が良いほうへと変わる可能性も大です。そうなると不思議なもので、長く下降カーブを描いている結婚線の末端部分が次第に薄れて、不運を示さなくなる場合もあります。それほど、結婚線は良いほうへと変化しやすいものなのです。

　実は、この結婚線の相は、いっそのことはぶいてしまおうかと迷いました。もしショックを受ける方がいらしたら…と。でも、結婚線をしっかり理解するためには、こういう相もはぶくことができないのです。そこで思いきって取り上げることに決めました。