長い結婚線

　後天的運勢が表れやすい右手を中心に観てください。今回もまたとりあえず、結婚線の長さだけに注目しましょう。

　図のように、この結婚線は水星丘（すいせいきゅう）を通り越して、太陽丘（たいようきゅう）にまで届いています。太陽丘の範囲内なら、結婚線がどこで終わっていても長い結婚線と言えます。でも、いくら長いと言っても太陽丘を通り越して、中指の下の土星丘まで伸びている結婚線はまずありません。そのようなものを見つけたとしたら、それは感情線の見間違いか何かだと思ってください。

　ところで、長い結婚線の持ち主は、そうざらにはいません。たまに出会うぐらいのものですが、結婚線の基本知識としては、知っておかないといけません。手のひらに1本結婚線があって、それが長い場合と、数本結婚線があって、その中の1本が長い場合など、それは人によって違います。

　でも、結婚線の長い人はとにかく恋愛に情熱的で、全身全霊で愛します。結婚に関してはだんぜん恋愛結婚型で、お見合い結婚は少ないですね。とにかく情熱的に結ばれるのです。家族や周囲に反対されたり、結婚に何らかの障害があればあるほど激しく燃え上がって、狂おしい思いにどうしてもブレーキをかけることができません。

　例をあげてみましょう。ある女性の結婚線はこの長いタイプですが、親の反対を押し切って、愛する彼と同棲をしてしまいました。でも、嬉しいことに、お子さんが生まれたことがきっかけで、親に許されたのよね。今も幸せに暮らしています。

　私の観相経験では、結婚線が長い人は、結婚線上に他によほどの悪相が出ていない限り、幸せな結婚生活を送る人が多いようです。その意味で良い結婚線のひとつと言えますね。