影響線と運命線の結合点から、運命線が本来向かうはずの方向を変えてしまっている

図を見てください。これはたいへんめずらしいものですよ。影響線（イロ）が太陽線に結びついているのは、今までと同じです。でも、変わっているのは、影響線（イロ）と運命線（AB）の結合点から、運命線が本来向かうはずの方向を急に変えてしまっていることです。つまり、運命線は本来、中指に向かって伸びるものですが、図の場合は、運命線が流れを変えて、人差し指に向かっているのです。

　図のような影響線を持つ人は、結婚を機に運命が激変します。結婚というものがその人の人生にきわめて大きな影響を与えると言えますね。他の誰よりも結婚がすごく大きな意味を持つのです。運命の激変がその人にとって良いことであるのか、悪いことであるのかはちょっと微妙で、手相を総合的に判断し、またよくカンを働かせないとわからないようなところがあります。良い場合は、結婚をすることによって、想い描いていた夢が達成できますよ。悪い場合は…凶相として現れるのは、ほとんど女性ですが、とにかく夫運が良くありません。働かずに借金ばかりつくるどうしようもない夫を持って、働きずめに働かなければならないことになったりするのです。

　なお、結婚年齢は「運命線の流年法」にあてはめて推測することができます。ちなみに図の場合は、26歳頃と判断できます。ただ、運命線の流年法では年齢を推測出来ない場合もあることを頭に入れておいてくださいね。