短く細い影響線が上向きに運命線に結びついている

短く細い影響線が上向きに運命線に結びついています。この影響線は長さが短いので、月丘（点線で囲んである部分）の外から出発していますよ。運命線のどのあたりに影響線が結びついているかも人によって違いますから、図とそっくり同じでなくてもこだわらないでくださいね。いつものように後天的な運勢を表す右手を中心に観てください。でも、右手に影響線がなかったら、先天的な運勢を表す左手も観察してくださいね。実は、影響線は左右両手に出ている場合と、どちらか片方に出ている場合があり、それによって、ちょっと意味が異なるからなのです。その違いは「影響線の概要2」で確認してみてください。

　図のように短く細い影響線が運命線にピタリと結びついていると、その結びついた箇所の年齢で結婚するか、他人の引き立てを受けて仕事で成功します。影響線が意味するのは結婚か仕事のそのどちからなのかということは、手相を総合的に判断しながら、カンを働かせて占うしかないのです。なお、年齢は「運命線の流年法」にあてはめて推測することができます。ちなみに図の場合は、30歳頃と判断できます。

　ところで、影響線と運命線の接触点から上に伸びている運命線が濃くしっかりしていると、結婚後の運勢はたいへん良く、とても幸せな結婚生活となります。また、影響線が仕事を表す場合は、仕事が順調に進展していくしるしです。逆に上に伸びている運命線が薄く弱々しいと、結婚生活はあまり幸せではないことが多いと言えます。また、仕事の場合は、一度成功をつかんでも次第に運気が下降に向かい、何か困難なことが生じると考えられるのです。