二股になり、その一方が長い下降カーブを描き、金星丘まで届いている感情線

　図を見てください。感情線ABから下向きの支線CDが現れて、それが長く伸び、金星丘に達しています。ABの長さやカーブのぐあいは人によって違いますから、あまりこだわらないでくださいね。図よりも長い場合も短い場合もありますよ。また、木にたとえればABが幹で、CDが枝ですから、CDのほうが少し細い線になっています。いつものように、後天的な運勢を表す右手を中心に観察しましょう。

　このタイプの感情線を持つ人は、生涯に一度、熱烈な恋愛を体験しますし、それが大失恋という結果で終わりやすいのです。なかには、大恋愛の末結婚し、離婚ないしは、相手と死別という結末を迎える人もいます。いずれにしても、愛情面でそうとう苦しい思いをしなければならないのです。でも、この感情線の良いところは、一度そのような苦しみを味わってしまえば、やがて、愛情面で素晴らしい幸せが訪れるのです。まるで、「よくこの試練に耐えたね」と神様がご褒美をくださるみたいにね。もう二度と失敗はしないはずですよ。失恋や離婚がその人にとって、すごくいい勉強になり、人間的に成長して、本物の幸せをつかむことが出来るようになるとも言えますね。そういう意味では、一概に良くない感情線とは言えないでしょう。