上向きにカーブし、末端が金星環にまで伸びる結婚線

　ごくたまに出会うくらいの結婚線ですが、一応知っておきましょう。

　まず、図を見てください。中指と薬指の下に、半円状につながった切れ切れの線があるでしょう？　これが金星環（きんせいかん）と呼ばれるもので、手のひらにこれがある人は、かなり感情的で、ヒステリックになりやすいタイプです。でも、セクシーで、愛情表現はなかなか巧み。アプローチも上手なのよね。今からお話しする結婚線は、上向きにカーブしながら、この金星環に入り込んでいるものです。いつものように、後天的な運勢が表れやすい右手を中心に観察してくださいね。何本か結婚線がある場合は、その1本1本を観ていきましょう。

　こうした金星環にまで伸びる結婚線が1本でもあると、かなり嫉妬深いタイプです。この結婚線は、ほとんど女性の手に現れるものですが、男性にとってセクシーで可愛い女性である反面、恋人や夫をがんじがらめにせずにはいられない性格なのよね。激しく愛するあまりに、彼を誰かにとられはしないかと絶えず心配で、あらぬ疑いをかける。四六時中監視の目を光らせて、ちょっとでもあやしいと思えば、猛烈な勢いで問い詰めてしまうのね。本人は悪気はないし、心の底から愛しているのでしょうが、なにしろ嫉妬心や独占欲がハンパじゃない。そのため、常軌を逸した行動に出て、幸せな恋愛や結婚生活をこわしかねないのです。

　でも、このタイプの結婚線でも、本人が嫉妬心や独占欲を押さえて、恋人や夫の自由をあまり奪わないように心がければ、だいじょうぶ。金星環にまで入り込んだ結婚線の末端が消えてきて、愛情運が好転する可能性がありますよ。