「源氏物語」の著者である紫式部。彼女の生い立ちはどのようなものだったのでしょう。

　紫式部の本名、生没年は不詳となっています。しかし、現在は、彼女の本名は「藤原香子」であるという説もあるようです。紫式部は幼い頃から才気を発揮していて、父である藤原為時は、彼女が男子でなかったことを惜しんだといわれています。その後、藤原宣孝と結婚したものの、わずか三年後に宣孝が死去し、結婚生活に終止符が打たれました。

　そして、藤原道長の娘で、一条天皇の中宮である彰子に女房として仕えるようになります。「源氏物語」の執筆は、この辺りから始まったといわれています。日本のひらがな文学を発展させたともいわれる「源氏物語」はここから始まったのです。

次回は…「平安時代のダイエット」です！お楽しみに